素材志向のパンづくり
わたしたちが毎日商品を作っていく中で、大切にしていること。食品メーカーであるから、食品に対して真剣に取り組んだ結論です。
パンが焼きあがる状態で一番おいしい食感に。
「原料の下ごしらえ」が食感の決め手に
パンに合わせる素材のおいしさを最大限に引き出したいという想いから、わたしたちは使用する素材にさまざまな工夫とひと手間をかけます。
「くるみ」のおいしさは、香ばしい風味。
焙煎後の鮮度が大切だと考え、カリフォルニア産のくるみを自社工場で丁寧に焙煎し、3日以内にパンに使用します。
「玄米など穀物類」は、そのまま炊かずにひと手間かけたり均一に炊きあがるよう工夫することでほどよい粒感ともっちり感を両立させています。
「さつま芋」のおいしさはホクホク食感。
食べる時の食感を原点として加工初めの大きさや硬さをさまざま検証し、パンを作る時につぶれることなく、出来上がりの食感を楽しんでいただく工夫をしています。※一部対象でない商品もございます
だから、安心。だから、おいしい。
「食品添加物」は厳しい目で必要な分を
現在、食品添加物は、国により安全性等が確認され使用が認められているものが約830品目あります。
しかし、わたしたちは、一般的に安全性を量的に判断できる科学的根拠はあるけれどもお客様の関心が高いと考えられる食品添加物に対しては、2001年から自社基準を設定し、パンづくりで使用する原料そのものや自社で添加する食品添加物を必要な分だけ厳選して使用する取組みをしています。
カラダにもおいしい共同開発の油脂
「低トランス脂肪酸」でもおいしいパンを追求
自社基準:製品100g当たりトランス脂肪酸0.3g未満
食の欧米化が進み、私たち日本人にとってもトランス脂肪酸の過剰摂取による血管系の心疾患のリスクの心配が高まってきた2007年から、フランソアと原料メーカーとの油脂の共同開発が始まりました。
「油脂の加工の過程で生成される”水素添加油脂”」は、一般的にはマーガリンやフラワーペースト等に含まれています。
水素添加油脂を使わずにパンを作ることは、生地が伸びにくかったり、ふっくらしないなど製パンメーカーにとっては厳しい条件でした。
幾度も、原料メーカーと試行錯誤を繰り返し、「水素添加油脂ゼロのマーガリン」の開発に成功し、2011年から低トランス脂肪酸への取組みを続けています。※低トランス脂肪酸に対応している商品についてはパッケージで「低トランス脂肪酸」と表示しております
顔が見えるおいしさを。
おいしく楽しく未来へつむぐ「地産地消」
九州には、愛情と手間ひまをかけておいしい小麦やお米、野菜などを育てている農家さんがたくさんいらっしゃいます。
わたしたちはパンを通じて、おいしい素材や農家さんの事を知っていただけるキッカケとなるパンをつくり、国内自給率アップに取組んでいます。
また、不溶性食物繊維の原料を自家製にすることで、おいしくヘルシーとともに、フードロスへの課題解決に取組んでいます。
【国内自給率UPにつながる取組み例】
=小麦粉=
- 佐賀県産「さちかおり」
- 北海道産「ゆめちから」
- 国産小麦粉ブレンド粉「ナチュレル」
=米粉=
- 九州産米粉「ミズホチカラ」
- 九州産米粉「ヒノヒカリ」
- 九州産モチ米粉「ヒヨクモチ」
=他=
- 熊本県あさぎり農園(株)様のお野菜
- 大分県(有)吉野農産様のお野菜
- 熊本県阿蘇小国ジャージー牛乳